PROFILE
| 本名 | 朱棣(しゅてい)の第三人格 |
| 年齢 | 50代〜64歳 |
| 身長 | 178cm (自称181cmだった頃も) |
| 体重 | 80kgから減少傾向↓ |
| 髪色 | 色素が薄くなり、赤毛に見える |
| 瞳 | 碧眼 |
| 一人称 | 朕 (かつては「俺」) |
| 二人称 | お前 (かつては「藍玉さん」「桂兄上」「遠ちゃん」) |
COLLAPSE
崩壊のプロセス
一本また一本と、柱が折れていく
①
即位直後 ── 名目永楽帝、中身燕王
しばらくは、まだ「燕王」が残っていた。愛する人達が生きていたから。
②
老李成桂の死 ── 決定的な崩壊
彼の死で、朱棣の自尊心の土台が完全に崩壊した。
世界でただ一人、「うむ」「そうか」だけで、すべてを肯定してくれた人。
もう、いない。
世界でただ一人、「うむ」「そうか」だけで、すべてを肯定してくれた人。
もう、いない。
③
連鎖する喪失
- 徐皇后 ── 戦友。明一の豪胆な妻。でも最期まで正妻だった。
- 朱能 ── 燕王時代からの腹心。
- モンゴル人の師匠 ── 拉致られて「桂兄上!」と泣いたあの師匠。
- 藍玉 ── 母の愛人、運命共同体。もうだいぶ前に刑執行
④
生の実感の喪失
燕王時代、彼は生のエネルギーに溢れていた。藍玉と馬鹿をやり、酒を飲み、感情を爆発させた。
「生きている」という根源的な感覚のすべてが失われた時、彼は自分が「死んでいる」ことに気づく。自分という存在を確かめる感覚が消え、誰からも求められないという孤独が、彼の本当の恐怖となった。
「生きている」という根源的な感覚のすべてが失われた時、彼は自分が「死んでいる」ことに気づく。自分という存在を確かめる感覚が消え、誰からも求められないという孤独が、彼の本当の恐怖となった。
⑤
過去の自分への嫉妬
燕王だった頃の自分が憎い。
あいつは自由だった。あいつは愛する人達に囲まれ、毎日笑って過ごしてた。
今の俺は、何だ?
あいつは自由だった。あいつは愛する人達に囲まれ、毎日笑って過ごしてた。
今の俺は、何だ?
CONTRAST
燕王 vs 永楽帝
人間をやめることで、冷静になった
BEFORE · 燕王
熱かった
感情のままに笑い、叫び、泣いた
生のエネルギーに溢れていた
藍玉とのバカ話が好きだった
桂兄上の「そうか」が好きだった
酒が好きだった
茶館が好きだった
NOW · 永楽帝
冷たい
感情が身体を通り抜けない
生の実感がない
藍玉とのバカ話が好きだった
桂兄上の「そうか」が好きだった
酒が好きだった
茶館が好きだった
冷静——それは、一見、理想的な皇帝の資質だ。
でも、それは、人間をやめることだ。
でも、それは、人間をやめることだ。
LAST LIGHT
権賢妃 ── 18歳、最後の灯
いや、そもそもこれは、愛だったのか
権賢妃
高麗語しか話せない。教養もない。無知。
でも、彼女は、永楽帝だけを見てくれた。
燕王時代の彼を知らない。過去の彼と今の永楽帝を比較しない。「昔のあなたはもっと○○だった」などと言わない。彼女の前では、彼は、今の自分だけで存在できた。
わからない。彼は、ただ、自分の空虚を彼女の無垢で埋めたかっただけかもしれない。彼女に「愛される」ことで、自分がまだ「生きている」と感じたかっただけかもしれない。
でも、彼女は死んだ。
相手にされない妃の嫉妬による毒殺。後宮は粛清の嵐。彼が唯一「愛そう」とした女は、死んだ。
燕王時代の彼を知らない。過去の彼と今の永楽帝を比較しない。「昔のあなたはもっと○○だった」などと言わない。彼女の前では、彼は、今の自分だけで存在できた。
わからない。彼は、ただ、自分の空虚を彼女の無垢で埋めたかっただけかもしれない。彼女に「愛される」ことで、自分がまだ「生きている」と感じたかっただけかもしれない。
でも、彼女は死んだ。
相手にされない妃の嫉妬による毒殺。後宮は粛清の嵐。彼が唯一「愛そう」とした女は、死んだ。
SOLITUDE
紫禁城の孤独
彼を「燕王」として支えた全員が、いなくなった
李成桂
死んだ
徐皇后
死んだ
藍玉
死んだ
朱能
死んだ
師匠
死んだ
権賢妃
死んだ
張貴妃
蜀へ去った
李芳遠
朝鮮へ帰った
INNER WORLD
三人格の関係
広すぎる脳内の王座に、ただ一人座っている
チビ朱棣 → 永楽帝
FEAR
チビ朱棣は永楽帝に全く近寄らない。「あの人、何かが壊れてる……フミュウ🐰」そう思ってる。子どもの直感は、正しい。
燕王 → 永楽帝
INCOMPREHENSION
「お前は何故こうなった?」疑問しかない。説明しようがないので永楽帝は口を閉ざす。燕王の声を永楽帝は拒絶する。
李芳遠の視点
OUTSIDER'S TRUTH
「朱棣さんは、もういない」「これは…皇位をまとった燕王の残骸だ」
「彼は皇帝になるべきではなかった」——李芳遠は口には出さないが、そう思っている。
「彼は皇帝になるべきではなかった」——李芳遠は口には出さないが、そう思っている。
NARRATIVE ROLE
作品における役割
三人格で、一人の人間の人生を描き切る構造
チビ朱棣
WOUND
傷
燕王 朱棣
SALVATION
救い
永楽帝
LOSS
喪失
終着点、虚無の体現者
終着点、虚無の体現者
李成桂という「安全基地」を得て、一度は救われた燕王。
その安全基地を失った時、人間はここまで虚無になれる。
「一度は救われたのに、また失った」
その「反動」としての絶望。
これが、永楽帝の全て。
その安全基地を失った時、人間はここまで虚無になれる。
「一度は救われたのに、また失った」
その「反動」としての絶望。
これが、永楽帝の全て。