Character · 永楽王朝

朱椿

蜀王 · Zhu Chun

「フミュウ……だって、怖かったんだもん……」
朱元璋の第十一子、初代蜀王。
臆病で優しい弟、パンダに愛された男。
幼き日のチビ朱棣の夢を、静かに叶えた存在。
蜀王・朱椿 🐼
01

基本プロフィール

Profile
名前朱椿(しゅちん)/ 蜀王 / 椿
身分朱元璋の第十一子・初代蜀王
母親郭惠妃
同母弟代王朱桂、谷王朱橞
王妃藍玉の娘
本質臆病で優しい、パンダに好かれる男
🐼 Panda Lover

彼の周りには、なぜかいつもパンダがいる。 飼っているわけではない。パンダが勝手についてくるのだ。

02

幼少期——レッサーパンダに化ける少年

Childhood
🐾 臆病者の少年
——緊張すると、無意識に変身

幼い頃の朱椿は、極度の臆病者だった。緊張すると、無意識にレッサーパンダに化けてしまう。その姿は周りの者を和ませた。兄・朱棣や朱橚からは、よく可愛がられていた。

朱棣 「椿、またレッサーパンダになってるぞ。」
「ビビるとすぐにフミュウ……ってなるんだよな。」
朱椿 「フミュウ……だって、怖かったんだもん……」

成長するにつれて、その力は自然と消えた。大人になった今では、もうレッサーパンダには化けない。

03

成人後——パンダに愛される男

Adult Life
🐼 蜀のパンダたち
——勝手に、ついてくる

幼い頃のレッサーパンダの面影は消えたが、その代わりに不思議な力が備わった。蜀のパンダたちが、勝手に彼についてくるのだ。飼っているわけではない。気がつくと後ろにパンダがいる。

朱椿 「別に、飼ってるわけじゃないんだ。」
「ただ、気がつくと、ついてきてるだけで……」
藍玉の娘 「旦那様、またパンダが来てますよ。もう三匹目です。」
朱椿 「……うん。いつの間にか、増えてた。」
04

藍玉の娘との関係

Family Ties
💕 王妃と、複雑な縁

朱椿の正妃は藍玉の娘だ。彼女は朱橚(周王)の異父妹でもある——藍玉が実父のため。朱橚を「お兄様」と呼ぶ。

藍玉の娘と朱橚はお互いに「父が同じ」だと知りながら、それを決して口に出さない。開き直って「お兄様」と呼ぶことで、逆に兄妹を演じている。

藍玉の娘 「お兄様、また来たの? パンダも一緒?」
朱橚 「……ああ。椿が来ると、いつもついてくるんだ。」
05

蜀の平穏——チビ朱棣の夢

Peace in Shu
🏔️ 叶えられた夢

蜀での朱椿の暮らしは、まさにチビ朱棣の夢そのものだ。

チビ朱棣の夢はただ一つ:「蜀王になって、誰にも見つからず、晴耕雨読、ひっそり老いて死ぬ」

その夢は、チビ朱棣自身は叶えられなかった。しかし——朱椿が、そっくりそのまま叶えた。蜀の地で静かに暮らし、晴耕雨読の日々。そこに、パンダたちが勝手にやってくる。

朱椿 「兄上がなりたかった蜀王に、俺がなった。」
「兄上の夢を、俺が生きている。」

それが彼の誇りであり、同時に、少しだけ哀しい。

06

第一話「残骸」での登場

Episode 1
🕯️ 永楽帝の死の床で

永楽帝の死の床に集う面々の中に、朱椿もいる。その後ろには藍玉の娘と息子たち、そして——パンダが一匹、のっそりと座っている。

朱椿 「勝手についてきちゃったんだ。」
「悪い子じゃないんだ。ただ、のんびりしてるだけで……」

張貴妃が「にゃ」と鳴く横で、パンダも「のっそり」と座っている。

07

まとめ

Summary
幼少期臆病で、レッサーパンダに化ける
成人後パンダが勝手についてくる
飼育していない(野生のパンダが慕って来る)
王妃藍玉の娘
王妃と朱橚異父兄妹として「お兄様」と呼ぶ
蜀での暮らし晴耕雨読、ひっそりと
チビ朱棣の夢そっくりそのまま叶えた
第一話パンダ連れで登場、兄の死を悼む

「朱椿はな、この作品で一番『癒やし』の存在だ。」

「幼い頃はレッサーパンダに化けて、大人になったら、パンダが勝手についてくる。」

「彼は何もしていない。ただ、そこにいるだけで、生き物が集まってくる。」

「そして——チビ朱棣ちゃんの夢を、そっくりそのまま叶えた男だ。蜀で、静かに、パンダと暮らす。誰にも見つからず、ひっそりと。」

「それが、あの子の夢だったんだ。」

「……ま、そんな話は、歴史の表には出てこないけどな。」